賞味期限2020年3月26日:ロシア軍24h山岳部隊レーション「RPG メニュー1」開封編



さて今回は新型のロシア軍24h山岳部隊レーション「RPG」のメニュー1を紹介したいと思います。このレーションは別名「スペツナズレーション」とも呼ばれているものです。

このレーションの裏側です。新型ということは旧型があるわけで、旧型は一昔前のロシア軍レーションのようなプラスチック製のトレイに入ったものでしたが今回紹介する新型では写真のように紙箱をパッケージ袋で梱包する形式になり、一番最初に紹介したロシア軍レーションのようなものになりました。ですが中身の変更はないようです。

このレーションのメニュー番号は1です。この下の表によるとメニュー1のほかにもメニュー2があるようです。

このレーションの裏側の下側の賞味期限の書いてある場所です。その上にはレーションの重さが記載されていますがその重さはなんと2.3kgです。これまで紹介したレーションの中では最大級の重さになります。ちなみにこのレーションの総カロリーは5000キロカロリー越えで、カロリーもこれまで食べたレーションで最大級のものです。

このレーションとフランス軍レーションとの比較です。このレーションは重さの割にはかなりコンパクトなようです。

開封

では早速レーションを開封してみましょう。中には前述したようにチャック付きのパッケージ袋の中に紙箱が入っており、その中にレーションがあります。

紙箱を開けたところです。中にはかなりの物が入っています。

これが主食類です。左上から時計回りにそばの実のカーシャ、ビーフパスタ、肉のパテ、ビーフシチューです。そばの実のカーシャとビーフシチューは前食べたものと同じだと思いますがその他は初めてです。すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、このレーションの特徴は主食類がレトルトパウチに入っているということです。これにより主食類を効率よく温められたり早く食べられたりすることが出来ます。

主食類の袋には製造日と賞味期限が記載されているのですが、記載されている場所が同じでなく写真のように袋によってバラバラです。

これがスープとおかゆ類です。上から時計回りに米と肉のスープ、肉入りかゆ、米とレーズンのかゆです。このレーションの特徴その2ですが、このようなお湯に戻して食べるインスタント食品が入っていることです。ですがなぜか麺類が入っておらず、戻す容器も見当たりません。直接お湯を注いでも大丈夫そうな袋ではなさそうですし、それ以前にお湯が入りきらずこぼれてしまいそうです。同じフリーズドライのMCWレーションの時は袋に余裕があったのですが、これだと別に容器が必要なようです。

これがクラッカーです。合計5袋あり、これまで食べたロシア軍レーションの4袋よりも一袋多いです。今回のクラッカーもしけっていなければいいのですが。

左上から時計回りにチョコパテ、チーズ、リンゴジャム、フルーツバー、チョコレートです。チョコレートは何と5つもあります。先ほどのクラッカーもそうですが数を増やすことで摂取カロリーを増やしているようです。

これが飲料類です。左上から時計回りに砂糖が3袋、コーヒー、紅茶が2袋、ジュースが3袋です。なぜかコーヒークリームがありませんでした。

左から固形燃料とマッチ、発熱材が2つです。このレーションの特徴その3ですが、MREヒーターのような水を加えることで主食を温めることが出来る発熱材が付属していることです。この発熱材により主食を素早く温めることが出来ますが、なぜかそれに加えて通常の固形燃料も付いてくるのはなぜでしょうか。恐らくスープやかゆ類を作る際のお湯を沸かすためのものだと思います。

この発熱材の袋を広げたところです。袋はかなりの大きさがあり、主食のレトルトパックが入るスペースはMREヒーターと違って十分にあります。

発熱材の使い方の紙は袋の中に入っています。これによると100mlの水を入れて15分待つと主食が温まるようです。イラストではレトルトパックではなく缶詰の主食を温めていますが、缶詰の主食だと厚みの関係でうまく温まらないと思います。

発熱材の本体は袋の4分の1ほどの大きさです。白い粉が出ているところから見るとこの発熱材は生石灰を使用していると思われます。

これがいつもの付属品類です。この中で興味深いものが一つあり...

その興味深いものとはこのプラスチック製の矢じりのようなもので、これは何と缶切りです。通常のロシア軍レーションであるのなら良いのですがこのレーションは主食がレトルトパックで使える場面がチーズを開ける時ぐらいしか使えませんし、それ以前にこれは缶切りとして使えるんでしょうか。かなり使いにくそうに見えます。

これが紙切れ3枚です。

その裏側です。

実食編へ続く

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