賞味期限2020年3月26日:ロシア軍24h山岳部隊レーション「RPG メニュー1」実食編



さて今回は前回の続きで開封したロシア軍24hレーションを食べてみようと思います。例によって3食に分けますが、今回のレーションには朝昼晩に何を食べればいいのかということはパッケージ裏のメニュー表からは分かりませんでしたので、適当に3食に分けて食べたいを思います。

実食

朝食

これが朝食のメニューです。袋が開封してあるのがありますがこれは私が中身がどのようなものか確認するときにしたものです。これらを開封すると...

こんな感じになりました。朝食からボリューム満点です。

ビーフシチューは前回前々回食べたものとほとんど同じですが、肉が細切れになっており食べやすくなっています。

しけっているか心配していたクラッカーは前回と同じくしけっておらず、パリパリで美味しかったです。リンゴジャムは前回や前々回食べたものと同じです。このリンゴジャムはロシア軍レーションにしかないようなオーガニックさが売りです。

チョコパテはご覧のようにヌテラのようなもので、味と食感も良く似ていますがヌテラと違い甘めのビターチョコレートがベースです。これもクラッカーによく合います。

フルーツバーは前々回食べたフルーツバーと同じものでした。恐らくイチジクを潰して棒状にしたものなので、つぶつぶとしたイチジクの種の食感があるのだと思います。それにしてもロシア軍レーションに入っているものはオーガニックだらけですね。

そして今回の目玉の一つである米とレーズンのかゆをお湯で戻す前はこんな感じで、これに150mlのお湯を加えて10分間待つと...

こんな感じになりました。おかゆの柔らかさは丁度よく、一見ミスマッチのように思えるレーズンの甘味が独特の味わいを生んでいます。これもロシア軍レーションにしかなさそうなメニューです。

フルーツジュースを水に溶かす前はこんな感じで、これに200mlの水を加えると...

こんな感じになりました。相変わらず上部に不純物のようなものが浮いているジュースですが味は甘めのレモンジュースといったところです。少し味が濃いような気がしますがかといってこれ以上薄めると味が無くなってしまうような気がします。

昼食

これが昼食のメニューです。これらを開封すると...

こんな感じになりました。昼食もボリューム満点です。

主食を温めるための発熱材は水を入れるとすぐに発熱をし始めて蒸気も立ち上りました。ですが写真のように発熱材の本体が膨らんでしまい、主食が均等に温まりませんでした。モーリアンヒートパックの発熱材も膨らみますがあれは蒸気で中の食品を温めるタイプなので機能には問題がありませんが、こちらはMREヒーターと同じく食品に密着して使うタイプなので大いに改善の余地がありそうです。発熱材の素材はそのままで袋をモーリアンヒートパックのような立てて使うタイプにすればいいと思いますが蒸気で食品を温められるほどこの発熱材が強力とは思えません。

そして久しぶりのそばの実と牛肉のカーシャですが、やはりどうしてもそばの実の独特のクセがあります。ですがこのレーションが新しいせいか前々回食べた時よりも食べやすくなっていると思います。

肉のパテは最初はクラッカーに塗るものだと思っていましたが、中身を空けてみると写真のような肉の塊が出てきました。なので温めて食べました。これがどういうものなのかは正確には分かりませんが豚肉をすりつぶしたものを固めたものだと思います。なので柔らかく食べやすいです。

これがその断面です。味はハムのような味で絶妙な塩加減と肉のジューシーさが癖になります。これはまた食べたいと思えるものでした。

チーズはプロセスチーズで前回食べたものよりも柔らかくクセは少なめでした。ですがフランス軍レーションのチーズのほうが柔らかくクセもないので食べやすいと思います。

米と肉のスープをお湯に戻す前の写真を撮るのを忘れてしまいましたが、450mlのお湯を加えて5分間待ちました。米と肉が下に沈殿していて見えませんが沢山あり、コンソメベースのスープの量と相まってかなりボリュームがあります。野菜も人参やセロリなどが入っており、シャキシャキとした食感があります。フランス軍レーションのスープよりも断然こちらのほうが良いです。

紅茶のティーパックはこんな感じで、これにお湯を注ぐと...

こんな感じになりました。味は普通の紅茶と同じです。それにしてもこのフランス軍のキャンティーンカップは紅茶のような熱いものだとカップのふちの部分が熱くなるので飲みにくいです。米軍のキャンティーンカップならあまり熱くないのですが。

夕食

これが夕食のメニューです。これらを開封すると...

こんな感じになりました。3食続けてボリューム満点です。

ビーフパスタですが、味の感じとしては朝に食べたビーフシチューとニンジンを切り刻んでパスタと一緒に和えたようなものです。なので朝昼晩と似たようなものを食べ続けることになってしまいます。また普通のミートソーススパゲティとは違い、トマトは入っておりません。正確にはトマトの味はしないわけではなく、トマトの皮ぐらいは入っているのかもしれません。これがトマトベースの味ならばかなり良い料理になりそうです。ですがパスタは米軍のものとは違いモチモチで美味しいです。

チョコレートは前回食べたものと同じビターチョコレートでした。このチョコレートは固くて口どけが悪いので食べるのに苦労します。

肉入りかゆをお湯で戻す前はこんな感じで、これに180mlのお湯を加えて10分間待つと...

こんな感じになりました。白いものは大麦を細かくしたもので少し粘り気があります。なので腹持ちが良いです。またハーブが効いてさっぱりとしており、中に入っているひき肉と相性が良いです。これもロシア軍レーションにしかなさそうな料理です。



総評

今回食べたロシア軍24h山岳部隊レーション「RPG」ですが、別名「スペツナズレーション」と呼ばれるだけあって一般のロシア軍レーションとは違った点が沢山ありました。例を挙げると水を加えて使う発熱材やレトルトパックに入った主食、お湯に戻して食べるかゆ類などです。レーションのメニューもどれも美味しいものでしたが、他のロシア軍レーションと似たようなものになっているところが気になります。レーションの形式が違っても中身はほとんど同じなのでしょうか。

さて次回は予告通りイギリス軍の24hレーションの紹介をしたいと思います。

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