さて今回は前回の続きで開封したロシア軍24hレーションを食べてみようと思います。例によって3食に分けますが、レーションに同封されていたメニュー表の通りに食べてみようと思います。
実食
朝食
朝食のメニューです。レバーパテはнежныйのほうを選び、ビーフシチューなのでプラスチック製のナイフをここで使うと判断しました。これらを開封すると...
こんな感じになりました。見た目は前回の昼食と同じです。
ビーフシチューは前回のものと同じで牛肉のほどける味わいが最高でした。これと中身が同じ缶詰が市販されているので機会があれば紹介してみようと思います。
しけっているのではと心配だったクラッカーですが、製造日が新しいためなのかそうではなく、パリッとしていて美味しかったです。リンゴジャムは前回のものと同じでパリパリのクラッカーとよく合います。
нежныйのレバーパテですが、前回のレバーパテと同じものでしたが、製造日が新しいせいかレバーの臭みが少なく食べやすかったです。
軍用チョコレートの袋を開けると中からこんな形状のチョコレートが出てきました。食べてみると普通のビターチョコレートでしたが、フランス軍のレーションに入っているものと違って口溶けが良く食べやすかったです。
フルーツジュースを水に溶かす前はこんな感じで、これに200ml~250mlの水を加えると...
こんな感じになりました。前回のジュースはザクロジュースのようなものでしたが、今回のフルーツジュースはリンゴジュースのようなものです。ですがどうしても溶け残りが出てしまうのが気になるところです。
昼食
昼食のメニューです。メニュー表にはシリアル入りクラッカーを二袋食べるようにと書いてありますが、食べきれないので一袋だけ食べます。これらを開封すると...
こんな感じになりました。今回のものも褐色系が多いですね。
鳥と野菜のライスですが、開封すると表面がテカテカしていました。これまでのロシア軍レーションの主食のパターンからお分かりだと思いますがこのテカテカは油でした。なので食べているうちに胃がもたれてくるので食べきるのが大変でした。ですが味の方はクセのないカーシャといったところでご飯が柔らかく大きな鶏肉が入っており美味しかったです。
シリアル入りクラッカーは通常のクラッカーと違いシリアルのプチプチとした食感が新鮮で美味しかったです。それに加えてしけっていなかったことも評価点です。
野菜キャビアは前回のものと同じです。脂っこい主食にはこういった野菜物がよく合います。
チューインガムは10粒入りで、味は普通に市販されているミント味のチューインガムでした。
紅茶のティーパックはこんな感じで、これにお湯を注ぐと...
こんな感じになりました。前回の紅茶と同じです。話はそれますがキャンティーンカップが別のものになっているのにお気づきでしょうか?今までの米軍のキャンティーンカップからフランス軍のキャンティーンカップに変えました。ですが米軍のレーションを紹介するときは今まで通り米軍のキャンティーンカップで、他国のレーションを紹介するときはこのフランス軍のキャンティーンカップを使おうと思います。
夕食
夕食のメニューです。レバーパテはпечёночныйを選びました。夕食だからか品数がかなり多いです。これらを開封すると...
こんな感じになりました。かなりボリュームがありますね。
肉の緑豆人参煮込みですが、ご覧のように肉はそこまで入っておらずその代わりに豆が大量に入っています。それに加えて今までのロシア軍レーションの主食に比べて脂っこくなくかなり薄味なので単品では食べきれないと思いました。
печёночныйのレバーパテですが、朝食べたレバーパテと違って黄色い油が分離しており、レバーのクセも強めです。これは人によって好き嫌いが分かれるものかもしれません。
塩漬けの豚肉の容器を開けると、中からこのようなものが出てきました。そのまま食べようとすると弾力があり、とてもではありませんが食べられませんでしたので温めて食べてみました。
これが温めた後の塩漬けの豚肉です。温めることで柔らかくなり食べやすくなりました。味の方はあっさり目の主食とは違いかなり塩辛く脂が多かったです。なのであっさり目の主食と一緒に食べることが前提のものだと思いました。
このレーションの中に入っていた唯一の缶詰めであるプロセスチーズですが、少し前に食べたフランス軍レーションのプロセスチーズと比べて硬く、クセも強めでした。フランス軍のレーションと比べるのはあまりフェアではありませんが、まだまだロシア軍レーションは改良の余地があると思います。
リンゴペーストですが、リンゴジャムとは違いご覧のように水気が多くトロトロしています。味も同じリンゴ味なのですがこちらの方が酸っぱめです。
今回のフルーツジュースは朝食の時よりも水を多めに加えて作りましたがそれでも溶け残りが出ました。
総評
今回食べたロシア軍24hレーション「IRP-5」ですが、前回食べたものとは違い構成する品数が多く、ボリューム満点で美味しかったです。ですが前回のものとメニューが似ているといった欠点も存在し、IRP-5には全部で7種類のバリエーションがあるようですがそれぞれがどのように違うのかといった疑問点もあります。それでもロシア軍レーションには独特の魅力があり、これからも紹介していこうと思います。
さて次回は念願のドイツ軍レーションを手に入れましたのでその紹介をしようと思います。