書評:日本軍装備大図鑑: 制服・兵器から日用品まで



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この本は自分を戦争映画の世界へ引き込んでくれた一つのきっかけである本で、日本軍の装備はおろか、当時の日用品まで紹介しているものだ。

例えば、人形や鉛筆、雑誌、おもちゃなど多岐にわたり、それぞれの保存状態は大変良い。日本軍の装備品だけでなく、当時の人々の暮らしがわかるうえで重要な資料である。

もちろん日本軍の装備品も大変良い状態で紹介されており、軍服、鉄帽、略帽、小銃、銃剣etc…などが時代の経過によってどのように変化していったのかがよくわかる。戦争初期は割と丁寧に仕上げられているが、戦争末期になるとものすごく簡略化されて品質もかなり落ちているのが目に見える。

唯一の欠点は、文章が変なところである。「~だったのだ!」という使い方が随所にみられ、これ本当にちゃんと訳したのか?と思うくらいの奇訳でいささか当惑させられる。おまけに、機械翻訳を使ったんだろうなぁ…というところはもっと多く、論説文のようになっていて大変読みずらい。

文章以外のところは称賛に値するほどの出来栄えなので、機会があれば手に取ってほしい。

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