前回の投稿から2年近く経ってしまいましたが、今回は表題の通り2024年6月25日製造で2027年検品のMREのCase Aを開封しようと思います。去年製造されたばかりの非常に新しいMREで、梱包用のプラスチックテープ(PPバンド?)が梱包機で溶着して巻いており、タイトに巻いてあるので不意に外れる恐れはなく引っ掛かりが起こらないようになっています。テープを巻くことでMREの箱を多少は持ち運びがしやすくなっていると思います。
梱包テープを取り外したところです。製造年月日と検品年月、メニュー内容などが記載されています。MREの箱はこの面を上にして保管することを考慮されており、後述しますが開ける際にもこのことが関係しています。
また有名な鮮度管理シールもあります。
長辺の側面の部分です。MREの正式名称と0°F(約-18℃)以下での取り扱いの注意点が記載されています。
もう一方の長辺の側面の部分でMREの箱の面で唯一何も記載されていない面です。”SQUIRES”と記載されていますが何を意味するかは不明です。
底面です。バーコードと箱の製造会社が記載されています。
短辺の側面です。NSN番号や発注年度、MREの製造会社などが記載されています。2022年度予算で発注されたものですが前述のように製造は2024年となっています。このMREの製造会社はアメリカル社となっています。
もう一方の短辺の側面です。MREの保管時の注意点が記載されています。
恒例のフランス軍レーションとの比較です。このMREのCase Aの寸法は約40×25×23(cm)で重量は約8.8kgとなっています。
開封
MREの箱を開封したところです。中には中身を保護するための仕切りが入っています。
中身を取り出したところです。仕切りに接着剤が付いているので取り出すのが大変で、中身も箱から出てバラバラになってしまいました。
底面側から箱を開封したため上記のようになりましたが、鮮度管理シールがある上面側から開封すれば中身を箱の中に維持しながら綺麗に取り出せます。ですが、以前MREのケースを上面側から開けた際には接着剤が強固で開けずらかったので一長一短だと思います。
箱の中身です。写真からも分かるように以前のパッケージとは異なっていることが分かります。このパッケージは2023年製造(2026年検品)のMREから導入し始めた新型パッケージで、MREのアクセサリーキットやアメリカル社製のMREの中袋と似たような構造の真空パッケージにすることで従来の袋型のパッケージよりもコンパクトになっています。
実は他の米軍レーションのパッケージも新型MREに似たパッケージに移行しています。MCWは移行していないようですが、FSRやMRE(Halal)などは移行しています。
各種米軍レーションの裏側です。新型のパッケージは表面と裏面で違う素材が使用されていることが分かります。新型パッケージは旧型に比べてコンパクトになっている反面、食べきれなかった分を封をして保管しておくことやパッケージをゴミ袋といった別の用途に使うことなどが難しくなっています。重さやパッケージの開封しやすさは新旧であまり変わっていないと思います。ですが2023年製造の新型MREは2024年製造のものと比べるとかなり開けづらかったので改良されていることは確かです。
総評と今後のブログについて
ここでMREのCaseA開封編はここで終了ですが、この中で実食編を紹介するのはこのブログで紹介していない新型メニューであるMenu2とMenu11だけとなります。
今後のブログについてなのですが、かなりの不定期更新となるかと思います。レーション以外にも戦闘用ヘルメットやゲームなどもネタはあるので少しずつ紹介できればと思います。
今後とも当ブログをどうぞよろしくお願いいたします。